書道の師範資格を取得して書道家を生業とした年収は?

書家や書道家は、自分で書道教室を開業するか、学校の書道の先生となって収入を得ることが一般的ですが、「書」で生計を立てる方法はさまざまです。

書道家となるためには、長年にわたって書道教室に通い、所属する流派や団体の規定に従って昇級昇段審査と師範認定試験の合格により、師範免許を取得します。

書道の師範資格は国家資格などとは違い、所属する書道の流派や団体が認定した資格であるため、資格を持たずに書家を名乗る事も可能ですが、社会的な信用の問題を抱えます。

芸術的な側面を持つ「書」の作品には、有名な書道家が書いた作品となれば、数十万円から数百万円といった商品価値を生み出すこともあり、一口に書道家といっても、その年収には格差があります。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大

書道の師範資格を活用した生業や副業での年収は?

転職サイトなどから推測される書道の師範資格を保有する書道家の平均年収は、約440~480万円程度で、有名な書道家からアルバイトなどの仕事のやり方などでも、かなりの差があります。

書道家のもっとも一般的な仕事には、書道教室の運営があり、週に一回程度の稽古であればひと月あたり5000円程度の月謝が相場といえ、教室に通う生徒の数によって収入額が異なります。

書道教室の一般的な月謝は、2000円程度から10000円くらいまで幅があり、有名な書道家であれば、月の月謝も8000円程度と高額になり、教室に通う生徒数も多くなり、生徒が100名もいれば月に80万円となり、年収は960万円にもなります。

学校の書道の先生をする書道家の年収は、60万円から120万円程度で、高額な年収を得られる書道家は、有名な書道家に限られているようです。

書道家の収入となる仕事には?

書道の師範免許を活用した書道教室の運営や学校での書道指導にあたることが、書道家の主な生業や副業であることは前述の通りですが、芸術家の側面をもつ書道家の仕事には、画家と似たような仕事も存在しています。

展示会での入賞実績を積むことで、書道家としての知名度が上がると、「書」の作品を高値で販売することも可能となり、企業の商品パッケージデザインに利用される「書」の作成依頼などにもつながります。

芸術作品としての「書」の価値を高めることで、商業目的の「書道」を利用した作品が高収入となる可能性が高まります。

有名書道家として高額年収を得ている師範の多くは、書道教室で継続した教室運営を行いながら、展覧会などへの作品出品、企業から依頼される文字デザインとして「書」の作成などを手がけていて、イベントなどで大きな筆を使用したパフォーマンスなども行なっています。

一口に書道家といっても、その働き方には指導者だけではなく、芸術家として作品を世に送り出したり、パフォーマンスを披露したりと多種多様です。

書道家で高収入の人は一握り?

書道の師範資格を取得するには、平均10年程度の期間を書道教室などに通って稽古を積みながら、所属する書道の流派が定めた資格取得要件を満たす必要があります。

一方で、書道の師範資格を持たずとも書道家としての活動は可能ですが、社会的な信用を得ることに問題を抱えます。

書道の師範免許取得者の多くは、自分で書道教室を開業して運営にあたるか、学校の書道の先生となることが一般的で、平均年収はおよそ400万円程度といわれています。

書道がもつ芸術性は、書道家の認知度や作品を求めるファンの数によっても左右され、書道家の働き方は多種多様です。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大
shodou-shihanレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする