書道を教えるにあたり会場を借りるか、自宅開業するか。
書道教室を自宅で開業する時の心得とは何でしょうか。
自宅開業でのメリット
書道を自宅で教える場合の一番のメリットは家賃や会場施設費がかからない事です。
家賃は公営施設でない限りかなりの負担になりますから生徒さんが集まるのであれば自宅開業を最優先に考えるべきです。
次のメリットとしては自分の生活スタイルを考慮して都合の良い曜日と時間の設定が出来ます。
月極め家賃を払って開業するなら同じように好きな曜日と時間設定が可能ですが、カルチャー教室のように施設を借りる場合は施設側に合わせる事も必要になってきます。
さらに自宅なら通勤の必要が無く、時間の節約になります。
また辞書や古典の本など書道の資料を生徒さんに気軽に見せる事が出来ます。
自宅開業デメリット
自宅で書道教室を開業すると小中学生が主な生徒になります。
毎回子供達が何人も訪れて習字をするのですから家のお稽古部屋は必ず、絶対に汚れます。
もしかしたら家の置物などを壊すこともあるかも知れません。
どんなに注意しても子供と言うのはそんなものです。
またお稽古に来た生徒の自転車の放置や外での話し声などでご近所とトラブルにもなりかねません。
ご近所への事前のご挨拶や特に影響のありそうな御宅には季節の付け届けを考えておいた方が良さそうです。
自宅開業の心得
お稽古部屋として玄関のなるべく近くに専用の部屋を決めます。
お稽古日には何人もの生徒さんが出たり入ったりします。
いちいちピンポン♪とインターホンを押されると生徒さんが集中できませんから玄関の鍵は開けて生徒さんが勝手にお稽古場に入れるようにしておきます。
子供達に指導する場合、お稽古場は広すぎない事も大事です。
面白いもので子供は広さに合わせて動き回る習性があります。
部屋の広さと子供の動きは比例しますので広い部屋の場合は何かで仕切れるような工夫をすると良いでしょう。
また汚れるのは覚悟の上で汚れても大丈夫なような対策をしておくと安心です。
筆や墨池、墨の付いた手を洗うので洗い場はものすごく汚れますから専用の洗い場を用意した方が安心です。
出来ればお稽古部屋の中にあると更に良いです。
子供は座卓でお稽古した方が書きやすいと思いますが、高齢者の生徒さんは正座が出来ないので椅子と机でもお稽古出来るようにしておくと喜ばれます。
まとめ
上記を心得て事前に準備、対策をしておけば自宅開業した時の困ったが少なくなると思います。