書道を継続するには、教室への月謝やさまざまにかかる費用のために、筆文字の練習を独学で行えないかと思う人もいるかもしれません。
書道の筆文字をうまくなるだけなら、お手本となるものが確保できれば、練習することは可能です。
しかしながら、書道の師範の資格を取得するためには、いずれかの流派や団体に所属していなければ、取得できません。
書道の練習は独学でも可能ですが、師範の資格については、認定してくれる団体の承認が必要なため、いずれかの団体への所属が必須です。
書道を独学で習得して、師範に相当する資格を?
書道を独学で習得して、師範に相当する資格を取得するには、毛筆書写検定が公的な資格として存在しています。
この資格には、裏付けとなる書道の流派や団体ではなく、文部科学省が後援する公益団体が資格試験を実施しており、資格として履歴書等への記入が可能です。
しかし、書道家としての流派での師範としての立場ではなく、あくまで、筆文字の技量を認定された資格です。
書道の筆文字を習得するための用具や、お手本となる教材をもとに、独学で練習して技量向上をはかることは可能です。
その技量を客観的に判断し、認定してくれるものがなければ、社会的な評価にはつながりませんので、独学での練習を選択する際にも、所属可能な団体を選択し入会しておくべきです。
書道は独学よりも師範を見つけることで?
書道は、独学よりも師範を見つけることで、その練習効果は格段と効率的なものとなります。
独学の方が、費用的には割安になるような印象を持ちがちですが、実際には、習得するべき技能や技量を対面で指導を受けることで、練習期間の短縮や煩雑な対応が省かれます。
書道の師範になることを本気で目指すならば、独学での練習方法を探すよりも、書道教室の師範を慎重に選択することに重点をおくことが得策だと思います。
書道の師範の資格は、所属する団体から認定してもらう必要があり、そのためには、師弟関係も重要な要素となります。
書道は、古き日本の文化的な側面も持つため、技量だけではない世界といえます。
そのため、書道の教室選択を納得する方法で行い、練習を独力で行うことが、最もストレスの少ない効果的な師範へのなり方だと思います。
書道の師範に独力でなるにも所属が必要?
書道の師範の資格は、各流派や団体ごとに、師範の認定試験を実施して、合格者に付与しています。
そのため、書道の師範の資格を独力で取得するための練習は、自分だけでできますが、その師範の認定試験を受けるための団体の所属が必要です。
現実的には、書道の教室や団体の指導を受けるさまざまな講習で、師範からの対面指導を受けて、所属する団体や流派での師範認定試験を目指すことをおすすめします。
書道の師範には、書道の技量と師弟関係の影響が大きく、独学での練習では、効率的な効果につながらないことが多く存在します。