書道を習い師範を目指すには、毎回の練習の際に必要な半紙や墨、筆などの消耗品の費用がかかり、師範への月謝も必要です。
書道の技量向上には、何かと費用がかかり、上達のための期間が長くなるほど、その費用はかさみます。
書道の師範になるまでには、流派や団体によっての違いがあるものの、一般的には、初心者から約10年程度の期間が必要とされていて、その期間にかかる費用を累計すれば、かなりの金額です。
指導を受ける師範へ支払う月謝が、仮に月5000円として、10年間継続すれば、60万円が必要です。
書道の師範になるまでの練習生が必要な費用は?
書道の師範になるまでの練習性が必要な費用は、指導を受ける書道教室の師範に支払う月謝があり、そのほかに、練習に必要な半紙や墨、筆といった書道用具があります。
月謝は、練習を継続するための固定費ですが、技量向上のための練習に使用される用具は、練習量によっても費用の金額には個人差がでます。
定期的に行われる昇級昇段の審査のための課題提出の練習には、数百枚のうちから一枚を選んで提出することが通常ですから、それなりの費用がかかります。
練習を重ねて、師範資格を取得するための認定試験受験する場合には、受験費用がかかり、合格時には、免状代と師範へのお礼の費用がかかります。
書道の流派や団体のやり方の違い、練習生の練習量など、さまざまな要因で、師範になるまでの費用は大きく違いますが、前述のように、師範への月謝の金額約60万円は最低限必要です。
書道の師範になってからの必要な費用は?
書道の師範になってからの必要な費用は、練習生の時とは違い、指導者や書道家としての活動の経費が必要です。
書道の師範になり、書道教室を運営していく場合には、練習生からの月謝を収入として期待できますが、教室運営に必要な費用がかかります。
教室の確保のための賃料や光熱費、通信費、雑費といった費用から、個展や展覧会への出品作品制作のための費用も必要です。
練習生として技量向上のために必要だった半紙や墨といったものも、師範になれば、第三者への創作品としての評価を受けるための必要な道具となり、そのための費用が必要です。
しかも、所属する流派や団体でのさまざまな交流も生まれるため、練習生では必要のない交際費などの費用が必要です。
書道の継続には、さまざまな費用がかかる?
書道には、技量向上のための練習にはじまり、技量審査、師範資格の取得、師範となってからの書道家としての活動といろいろな段階があります。
書道の師範になるまでは、かかる費用を支払う必要がありますが、師範になると、受け取る月謝と活動にかかる費用の両面が現れます。
書道の師範になるまでには、約10年程度の期間が必要とされていて、月々の月謝と練習に使用する書道用品や用具の費用が累積されます。
月々の月謝5000円程度の金額と練習に使用する書道用品の数百円も、練習回数が増えていくことで、かなりの金額が必要です。
その費用の累積と並行して、書道の技量が向上されるわけですので、書道家になるまでには、さまざまにお金が必要です。