書道の師範代になるために知っておきたい書道界の3つのこと

皆さんが通っている書道教室の先生が所属している又は使っている競書は古典踏襲系ですか?近代書系ですか?

また漢字系なのか仮名系なのか分かっていますか?

書道の師範代になるためには書道界のルールや仕来りを知っておくべきでしょう。

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漢字と仮名で明確に分かれているんです

書道界と言うのは社中名を見れば漢字系か仮名系かが分かるほど明確に漢字と仮名に分かれています。

町の書道教室などでは一人の先生がどちらも教えてくれると思いますが日展に何度も入選するような先生は漢字か仮名どちらかご自分の専門しか教えません。

書法展でも漢字の部、仮名の部、調和体(漢字かな交じり)の部とに分かれています。

一つの書法展に於いて所属社中が漢字系なら仮名の部への出品は叶わないでしょうし、仮名系の社中なら漢字作品の出品は出来ないのが普通です。

但し、調和体の部への出品はどちらの所属でも出品が認められているようです。

これは書法展の規則ではありませんが書道界の仕来りのようなものです。

師範代になるためにはにはそのような仕来りを理解し、自分の所属している社中が漢字系なのか仮名系なのか知っておいた方が良いでしょう。

古典踏襲系か前衛系か

社中によって書風も全然違います。

なぜなら弟子は師匠から手本を貰いそれを真似るのですから書風と言うのは社中のトップダウンになるのです。

ですからその社中の師範代になるためには先生のお手本をそっくりに真似て書く技量が必要になります。

新聞社が主催する書展でもそれぞれに特徴があります。

読売書法展は古典を踏襲した書が。毎日書道展は近代的な書が目立つように感じます。

どちらが勝っているかではなく好みなのですが社中によってどちらの書展に出品するかも決まっています。

これも書道界の仕来りで、この社中は毎日系とかこの先生は読売系の漢字の先生と言う風に呼ばれる訳です。

入選経歴と競書の発行している社中を見る

カルチャースクールなどでは講師の肩書きとして『○○展入選』『○○展評議員』又は『○○会理事』と謳ってあるので、どの系列かが判別できます。

町の書道教室などで先生の肩書きが分からない場合は競書の発行社中を調べれば系列が判りやすいでしょう。

もしくは先生に直接お聞きしましょう。

まとめ

師範代になるためには何度か書展を観に行き、ご自分の感性に合う社中を選ぶとよいでしょう。

師範代になると言う事は弟子を育てると言う事なので自分の進みたい道だけでなく弟子の進める道もきちんと理解していないとなりませんね。

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