硬筆の師範資格とは?書道の師範との違いは?

書道の師範資格は、所属の流派や団体から認定される指導者としての民間資格ですが、硬筆においては日本書写技能検定協会というものがあります。

書道の師範は、筆と硬筆の違いはあるものの、筆での技量は、硬筆で必要とされる技量にも共通点が多く、指導にそれほどの難易度に違いはないものの、資格としてみれば、別物です。

書道の各流派や団体においては、硬筆に師範のような指導資格の設定は少ないと思います。

硬筆での師範に相当する資格としては、硬筆書写技能検定の1級を取得することをおすすめします。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大

硬筆の師範資格といえるものは?

硬筆の師範資格といえるものは、日本書写技能検定の1級や準1級が、毛筆でいう師範の資格に相当します。

日本書写技能検定は、文部科学省と全国教育委員会が後援する日本書写技能検定協会が運営母体として、認定試験を実施しており、書道の資格と同様、民間資格ですが、全国の統一基準の存在から、履歴書の資格欄への記入が可能です。

日本書写技能検定は、5級のスタートから、準1級までの5段階、さらに最上位の1級までの6段階があります。

硬筆の師範資格に相当するのは、準1級や1級で、特に1級の合格率は、約1割程度と難易度も高く設定されています。

硬筆の師範資格の取得には?

硬筆の師範資格の取得には、書道の師範資格と同様に、日本書写技能検定試験を受験し、各級で合格することが必要です。

この検定試験の受験には、書道とは違い、団体などへの所属の必要はなく、誰でも受験が可能です。

検定試験においては、ボールペンや万年筆での速書きなど、指定された課題の作成と、理論問題の両方が試験の内容とされています。

認定試験の受験の準備には、主催団体の日本書写技能検定協会の実施要項や問題集などを活用した準備が必要です。

また、認定試験を実施する団体の講習会が開催されることもありますので、利用することもおすすめです。

書道の団体とは違う硬筆の師範資格

書道と硬筆は、いずれも文字を書くことにおいては共通ですが、師範という資格においては、運営母体の団体の違いから、それぞれに違います。

書道の師範が、書道教室において、小学生の硬筆の課題を指導することもありますが、これは、あくまで書道の師範としての指導で、硬筆の師範としての指導ではありません。

硬筆の師範という資格はありませんが、現状では、日本書写技能検定の1級や準1級保有者が、硬筆の師範に相当します。

硬筆に関する資格も、書道の資格と同様に民間の資格ですが、硬筆においては、日本全国統一の基準の存在から、履歴書の資格への記入が認められています。

硬筆の師範資格として認められる日本書写技能検定1級については、合格率約1割という難易度です。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大
shodou-shihanレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする