書道の師範はどういった免許なのか

書道の師範資格なんて言うと、どんなに凄い資格なの?と思う方もいるのではないでしょうか

また漢字の達人で、漢詩でも古文書でも何でも読めて書けると思っていませんか?

実は書道師範の免許は一般の方々が思い込んでいるのとは少し差があります。

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師範の免許は簡単には取得出来ないけどそんなに凄くない?

書道の師範の免許は運転免許とは違い履歴書の資格欄に書ける資格ではありません。

強いて履歴書に書くならば特技欄でしょうか。

師範の免許が無くても書道教室を開いて人に教える事も出来ます。

師範の免許が無くてもも書道家と名乗る事も自由です。

書道界には数え切れない位の団体、会派、流派があります。

其々の団体が各々の基準で師範の認定をし、その団体の中でのみ通用する免許になります。

なので技量にも差があると言えます。

では書道師範の免許を取得するのは簡単であり全然凄くないのでしょうか?

書道師範の免許を取得するには一般的に6年?10年掛かると言われています。

ひとつの事を10年以上も続けるには根気もいればお金も掛かります。

書道の師範はそんなに簡単に取得出来る免許ではありません。

但し残念ながらそんなに凄い免許でもないのは事実です。

何処の団体でも師範の免許を取得した位では凄いとは言えないのです。

なぜなら書道界では師範の免許よりも日展を始め読売書法展や毎日書道展のような公募展への入選、各賞の授賞が書家として最も重要です。

勿論そう言った公募展に一切の意欲を示さずとも腕のある書家も居ますが。

師範は漢字の達人なのか?

テレビのクイズでも度々題材になる難しい事で有名な漢検1級問題には見た事も無いような漢字が出てきます。

漢字の歴史は古く種類も何万文字もあるのではないでしょうか。

中国人でも特別に勉強をした人以外は漢詩を読み意味が分かる人が少なくなっています。

たとえ書道の師範であっても一般の方々よりは知っている漢字も多いですが全てを読めるわけではありません。

長く書道をしている方や大学で書道を学んだ方は日本の古文書をある程度は読み解く事が出来るかと思いますが師範の免許を取得して数年の方ではそれも難しいかも知れません。

それでも師範と言うからには初めて見る漢字であっても形良く、格好良く書く事が出来着るのです。

それが年月をかけて培った書道師範の技量です。

まとめ

書道師範の免許取得を目指し頑張ってお稽古している方には少しがっかりする事かも知れませんが書道の師範の免許を取得する事は書道界の入り口に立ち、今、正に扉を開けたばかりの状態です。

書道の書法も知識も10年やそこらで全てを身に付ける事は無理なのです。

まだまだ学ばなければならない事が山ほどあり、書の道はとてつもなく長いです。

だからこそ生涯に渡り楽しめる趣味でもあり、やり甲斐のある仕事にもなり得るのです。

書道師範の免許を取得して書の道の扉を開けてみませんか?

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