書道の師範が所属できる団体には、どんなものがあるの?

書道の師範は、練習生から所属している団体はもちろん、展覧会などへの出品で所属していない団体への関わりもあります。

書道の団体には、芸術的なものと教育的なものがあり、書道を練習する書道教室は、教育系の流派や団体が運営母体となっているもので、練習生や師範もその団体に所属します。

師範の地位になるには、練習生として書道の団体に所属して、師範代からの指導を受けて、認定試験の合格が必要です。

つまり、書道の師範が所属している団体は、練習生から技量の向上をはかり、その結果として指導員としての資格を保有しますので、所属の団体は、入門時と同じものが大半です。

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書道の団体には、どんな団体が?

書道の団体には、どんな団体があるかといえば、有名な日展などの公募を行う展覧会を主催する芸術系の団体と、各地方で都道府県単位で組織される書道作家協会などの教育系の団体があります。

具体的には、芸術系の団体として、日展、日本書芸院、全日本書道連盟、創玄書道会、中部日本書道会、日本総合書芸院、日本書作家協会などがあり、いずれも公益社団法人です。

教育系の団体には、全国書教研連盟、全日本書芸文化院、日本書道教育学会、日本習字教育財団などがあります。

それぞれの団体において、技量判定が独自に行われるため、統一した評価の判断はできず、客観的な判断基準としては、文部科学省後援の毛筆書写検定が唯一存在しています。

書道の世界においての師範は、練習を積み、技量を認定してもらった団体での評価といえ、他団体においては、参考程度という扱いになります。

書道の師範が出展する作品の肩書には?

書道の師範が出展する作品の肩書には、その師範の所属する団体の名称が記載され、作品を鑑賞する人の目安になります。

書道の師範の役割には、所属する団体の門下生への教育と書道の芸術性の表現者としての活動があります。

そのため、他団体との交流である展覧会の参加の際には、自分の所属する団体名は、作品の評価にも直結します。

書道の師範が、籍を置く団体は、基本的に一つですが、複数の流派や団体での認定資格を所有する場合には、複数の所属団体を保有することになります。

師範位を取得するのに、10年程度が必要なため、複数の団体での取得は現実味がなく、師範位を保有する団体と賛助会員としての資格で、芸術系の団体の所属を表明する師範は存在します。

書道の師範が所属する団体は?

書道の師範が所属する団体は、練習を積み上げ、技量を認められた流派や団体のひとつが基本です。

書道の師範になれば、展覧会などへの出展という芸術表現の活動もあり、その結果として、本来所属する流派や団体以外の芸術系の団体の賛助会員などの資格を保有する師範は多く存在します。

書道の師範の資格は、所属する流派や団体の地位であり、その活動によって肩書きが増えていく可能性があります。

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