書道の段位と特待生の違いは何?師範と特待生の関係は?

書道の各流派や団体において、所属する人の技量水準を評価した基準として、級位や段位があり、立場を示す特待生や師範といったものがあります。

書道は、華道や茶道などの日本特有の伝統や芸術的な要素を持ちながら、その技量の向上のために、武道のような技量審査の結果としての昇給や昇段、師範認定試験などが設定されています。

書道の流派や団体によって、段位や特待生の審査基準は、師範によっての違いもあるため、他流派や他団体同士での比較は難しいといえます。

書道の段位は、公的な資格ではないため、履歴書などに記入する際には、趣味や特技の欄への記入しか認められません。

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書道の段位と特待生の扱いとは?

書道の段位と特待生の扱いとは、一般的に、書道の段位や級には、小学生と中学生の部と高校生以上の成人の部に区分されて、技量審査が行われることがあります。

中学生以下の学童の部と、高校生以上の一般の部のそれぞれに、10級から1級までの級位と初段から10段までの段位があります。

学童の部から一般の部に移行する際には、学童の部で所有する級位や段位をそのまま一般の部に持ち上がることは稀で、実質的には下がった級位や段位になります。

学童の部においては、8段の段位までを取得することが可能で、このレベルの中学生以下の子であれば、一般の部での練習も可能です。

このレベルの学童の練習生を、学童部の最上段位保有者という意味で、特待生という呼び方をします。

書道における特待生と師範には?

書道における特待生と師範には、その所属する流派や団体において、注目される存在であると同時に、特待生にはメリットもあります。

特待生といわれる生徒は、実力的には、一般の部で通用するものを持ちながら、学童部で練習を継続するわけで、練習に受け取るお手本については、一般の部で使用するものです。

つまり、学童の部においての月謝で、一般の部の練習を行えることになり、一般の部の生徒よりも格安で練習できるわけです。

しかも、特待生を多く持つ師範は、所属する書道の流派や団体からの評価があがり、書道教室への入門者の増加にもつながります。

書道の教育機関としての役割において、特待生と師範の存在は、書道教室にとっては大きな意味があります。

書道の技量を示す段位と特待生、地位を示す師範!

書道の技量水準を示す指標として、各流派や団体において認定される級位や段位が存在します。

中学生以下の学生でありながら、一般の部でも通用する技量を保有する学童の部の最高段位者を特待生とよび、一般の部の練習内容をこなします。

その指導にあたる人を師範と呼び、特待生を輩出する師範の評価は高く、その流派での入門者の増加も期待できます。

書道を教える立場の師範の評価と育てられる特待生の存在は、書道教室の発展には、車の両輪のような関係性を持ちます。

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