書道の師範資格を簡単に短期間で取得するには

書道の師範資格は簡単に取れます。

書道教室に通い7から10年、真面目にお稽古していれば何処の社中でも大抵の人は師範の取得が可能だと思います。

年月さえ掛ければ特別な書道の才能が無くても特別に必死で勉強をしなくても普通に真面目にお稽古をしていれば、技量も自然と身に付き知識も増えていきます。

よほど指導力の無い先生に習っていない限り師範を取得出来ると思います。

そういった意味では書道の師範取得は簡単であると言えます。

しかし短期間でとなると話しは違います。

一般的な普通の書道団体や社中では初級者から師範の取得までに7から10年掛かると言われています。

ところが簡単に短期間で師範資格の取得が可能な団体を見つけました。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大

初級者からでも師範の取得まで2年

ある書道団体(敢えて社中とは呼ばない)の書道師範取得コースでは2年で確実に師範資格が取得出来ると謳っています。

一般的に7から10年と言われている師範取得が2年とは驚愕の短かさではないでしょうか。

週に一度、120分のお稽古で2年間通うと師範の試験は免除されるとあります。

授業カリキュラム

最初の6か月が基礎課程となり、筆の持ち方や用具の説明からしてくれるので初心者にはありがたい教室です。

基礎課程では『九成宮』で楷書を習得し『蘭亭序』で行書とさらに小筆でを使い実用書道もお稽古もします。

本課程に入ると空海の『風信帖』で行、草書を学び、その後も書道の定番と言える古典を学ぶようになっています。

名前の上がっている古典を全て全臨書するには週に一度のお稽古で2年ではとても時間が足りないと思うのですがどうなのでしょうか。

漢字かな交じりもお稽古に組み込まれており最終段階では『曹全碑』で隷書までお稽古する事になっています。

また講義やゼミも充実していますし、展覧会への出品と感想文の提出、一般教養試験が必須となっています。

作品創作までありカリキュラムは普通に一般的な書道教室と遜色ない内容です。

卒業制作として王羲之『蘭亭序』の全臨書と小論文を提出し、全科目履修していれば師範の資格が取得出来るのです。

昇段試験や実技試験は免除です。

一般的な書道教室ではそれらを学ぶのに7?10年掛かる訳で、時間的に疑問と不安が残ります。

休んだ時は振替も可能

物凄くハードな授業カリキュラムなので1日でもお稽古を休んでしまうと遅れを取り戻すのは難しくなりますが、振替や休学制度もあるので安心してください。

また夜間授業もあり、複数の先生が指導してくれるようです。

費用は総額約60万円

入学金と施設維持費のほかに月額22500円。

2年間では約60万円ですが一般的な書道教室では5千円から8千円がお月謝の相場なので、師範取得に7から10年通うのとだいたい同じ位の費用が掛かるという事ですね。

費用的には簡単に払える金額とはいかないのが残念なところです。

まとめ

書道を少しでも知っている人なら上記の授業カリキュラムを2年間で履修するには相当に無理があるのは分かりだと思います。

若しくは全てサラリと流すだけなのでしょうか。

そうすると果たして技量や知識はちゃんと身に付くのでしょうか

書道の師範資格は各社中、団体が自由な基準で認定している資格なので多少の技量差があるのは仕方ない事ですがあまりにも技量不足、知識不足では何のために大金を払って師範資格を取得するでしょう。

書道を全く知らない人は簡単に短期間で、などという宣伝文句を鵜呑みにされないように気をつけてください。

スポンサーリンク
shodou-shihanレクタングル大
shodou-shihanレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする